防災備蓄リスト|家庭で確認したいものをカテゴリ別に整理

防災用品を準備するとき、

「水と食料以外に何が必要?」
「何か忘れていないか確認したい」
「自宅の備蓄と防災リュックは同じ?」

と迷うことがあります。

防災への備えでは、水・食料だけでなく、トイレ、熱源、明かり・電源、衛生用品、救急用品なども確認することが大切です。

ただし、必要なものは家族構成、健康状態、住んでいる地域、季節などによって変わります。

この記事では、内閣府、政府広報、消防庁、農林水産省などの公的資料をもとに、家庭で確認したい基本的な用品をカテゴリ別に整理します。

以下のチェックリストには、家庭内に備蓄しておくものと、避難時に持ち出す非常持出品の両方を含みます。実際に準備するときは、後述する「自宅に置くもの」と「避難時に持ち出すもの」に分けて整理してください。

また、このリストだけそろえれば、すべての家庭で十分という意味ではありません。

まず確認|防災用品チェックリスト

水・食料

□ 飲料・調理用の水
□ 主食
□ 主菜などの食品
□ 普段食べている保存しやすい食品

トイレ・衛生

□ 携帯トイレ
□ トイレットペーパー
□ ウェットティッシュ
□ 消毒用品
□ ポリ袋

調理・熱源

□ カセットコンロ
□ カセットボンベ
□ 食品用ラップ

明かり・電源・情報

□ 懐中電灯・ランタン
□ 乾電池
□ 予備バッテリー(モバイルバッテリーなど)
□ ラジオ

救急・医療

□ 救急用品
□ 常用薬
□ お薬手帳

生活用品

□ 衣類・着替え
□ 防寒用品
□ タオル
□ 普段の生活で、なくなると困るもの

家庭ごとに追加するもの

□ 乳幼児に必要なもの
□ 高齢者に必要なもの
□ 持病・慢性疾患に対応するもの
□ 食物アレルギーなどに対応した食品
□ 生理用品など
□ ペット用品

この分類は、政府が「7分類」として定めているものではありません。

複数の公的資料に掲載されている用品を、当サイトで確認しやすいよう整理したものです。

家庭内備蓄と非常持出品は分けて考える

防災用品は、すべて同じ場所に保管したり、すべて防災リュックへ入れたりするものではありません。

大きく分けると、

家庭内備蓄=自宅などで数日間生活するために置いておくもの

非常持出品=避難するときに持ち出すもの

として考えます。

内閣府では、食料・飲料水・携帯トイレ・トイレットペーパーなどの備蓄と、救急箱・懐中電灯・ラジオ・乾電池などの非常用持出品を分けて案内しています。

消防庁の資料でも、「非常持出品」と「非常備蓄品」を分けて準備する考え方が示されています。

たとえば、自宅用に備蓄した水をすべて避難用リュックへ入れるという意味ではありません。

まず必要な用品を確認したうえで、「自宅に置くもの」と「避難時に持ち出すもの」に分けましょう。

水・食料

家庭の食料や飲料水は、最低3日分、できれば1週間程度を備える考え方があります。

水は1人1日おおよそ3Lが目安です。

この3Lは、飲料水と調理用水です。

洗濯や入浴などの生活用水まで含めた家庭で必要な水の総量ではありません。

食料については、非常食だけでなく、普段食べている保存しやすい食品も活用できます。

農林水産省は、日常の食品を少し多めに買い、使った分を補充するローリングストックを案内しています。

水や食料を何日分、どのくらい備えればよいか詳しく確認したい場合は、関連記事「家庭の防災備蓄は何日分必要?3日・7日の水と食料の目安を解説」を確認してください。

携帯トイレ・衛生用品

災害時は、水や食料だけでなくトイレへの備えも必要です。

確認したいものとして、

□ 携帯トイレ
□ トイレットペーパー
□ ウェットティッシュ
□ 消毒用品
□ ポリ袋

などがあります。

政府広報では、家庭用の携帯トイレについて「5〜6回×人数×7日分」という目安を案内しています。

この記事では「何を備えるか」の確認を中心にし、詳しい必要回数については別記事で説明します。

携帯トイレの必要回数については、関連記事「災害用トイレは何回分必要?家族人数別の備蓄量」を確認してください。

カセットコンロ・調理用品

災害時には、電気やガスが使えなくなる場合があります。

農林水産省では、災害時の熱源としてカセットコンロやカセットボンベを備えることを案内しています。

確認したいものとして、

□ カセットコンロ
□ カセットボンベ
□ 食品用ラップ
□ ポリ袋

などがあります。

熱源を確保できれば、食べられる食品の選択肢を広げることができます。

一方で、この記事では「カセットコンロ○台」など、公的根拠のない独自数量は設定しません。

明かり・電源・情報

停電した場合に備えて、明かりや情報を得る手段も必要です。

確認したいものは、

□ 懐中電灯・ランタン
□ 乾電池
□ 予備バッテリー(モバイルバッテリーなど)
□ ラジオ

などです。

内閣府や消防庁では、懐中電灯、ラジオ、乾電池などを非常持出品として案内しています。

そのため、自宅で使う分だけでなく、避難時に持ち出す用品についても分けて確認しましょう。

「懐中電灯は○個」「バッテリーは○台」といった全国一律の数量は、この記事では設定しません。

救急・医療用品

救急用品だけでなく、普段使っている薬なども確認します。

□ 救急用品
□ 常用薬
□ お薬手帳

常用薬の種類や必要量には個人差があります。

持病や慢性疾患がある場合は、一般的な防災用品だけでなく、本人に必要な薬や医療・補助用品も確認してください。

救急用品の細かな中身については、家庭や個人の状況に応じて準備します。

生活用品

災害時にも、普段の生活で必要なものがあります。

たとえば、

□ 衣類・着替え
□ 防寒用品
□ タオル
□ 眼鏡など普段必要なもの
□ 生理用品

などです。

衣類やタオルなどは、消防庁では非常持出品として案内されているものもあります。

自宅で使う分と避難時に持ち出す分を分けて考えましょう。

また、季節によって必要なものも変わるため、定期的な見直しが必要です。

乳幼児・高齢者・持病がある人などは追加で確認する

必要な防災用品は、家族によって異なります。

乳幼児がいる場合

育児用ミルク
離乳食
紙おむつ
お尻ふき

など、普段の生活で必要なものを追加します。

高齢者がいる場合

常用薬
お薬手帳
補助器具
入れ歯関連用品
おむつ

など、本人に必要なものを確認します。

持病・食物アレルギーなどがある場合

本人に必要な薬や食品、普段使用している医療・補助用品などを準備します。

農林水産省も、乳幼児、高齢者、慢性疾患がある人、食物アレルギーがある人などについて、一般的な家庭備蓄とは別の配慮を案内しています。

すべての家庭で同じものや同じ数量が必要という意味ではありません。

ペットがいる家庭はペット用品も確認する

ペットがいる場合は、人の備蓄とは別にペット用の備えも必要です。

政府広報では、

食料・水
ペットシーツ
ケージ
薬
迷子対策

などを案内しています。

必要なものは動物の種類や健康状態などによって変わるため、この記事では一律の数量は設定しません。

全部を防災専用品でそろえる必要はない

防災備蓄のために、すべてを専用商品として買い直す必要はありません。

食品については、農林水産省がローリングストックを案内しています。

普段食べている食品を少し多めに買い、

古いものから使い、使った分を補充する

ことで、日常生活の中で備蓄を維持できます。

その他の用品も、まず自宅にあるものを確認してから不足しているものを補いましょう。

水・食料・トイレの不足量は計算機で確認する

必要な用品を確認したら、水・食料・携帯トイレがどのくらい足りているか確認してみましょう。

防災備蓄量計算機では、家族人数、3日または7日、現在の備蓄量を入力すると、水・食料・携帯トイレなどの必要量と不足量を確認できます。

4人家族の場合は、関連記事「4人家族の防災備蓄リスト|3日・7日分の水・食料・トイレを一覧で確認」で具体量を確認できます。

一人暮らしの場合は、関連記事「一人暮らしの防災備蓄|水・食料・トイレは何日分必要?」で、収納や分散収納についても確認できます。

まずは自宅にあるものを確認しよう

防災用品は、たくさん買えばよいというものではありません。

まずは、

水・食料
トイレ・衛生用品
調理・熱源
明かり・電源・情報
救急・医療用品
生活用品
家庭ごとに必要なもの

を確認します。

すでに自宅にあるものを除き、不足しているものから少しずつ補っていきましょう。

家族構成や健康状態、住んでいる地域、季節などが変われば必要なものも変わります。

一度準備して終わりにせず、定期的に見直してください。

参考情報

内閣府「令和8年度『防災週間』及び『火山防災の日』について」
https://www.bousai.go.jp/kyoiku/week/r8bousaiweek.html

政府広報オンライン「防災特集 ACTION01 災害に事前に備える」
https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/bousai/preparation.html

消防庁「消防団員入門ハンドブック 2025」
https://www.fdma.go.jp/relocation/syobodan/item/upload/tetyou2025.pdf

消防庁 防災・危機管理eカレッジ「非常持出品の準備」
https://www.fdma.go.jp/relocation/e-college/cat65/cat63/cat31/4-7.html

農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/chapter01.html

農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(2)」
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/chapter02.html

農林水産省「災害時のために、備えていますか?」
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/plan/4_plan/togo/html/part8.html

農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(7)」
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/chapter07.html

農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/guidebook.html

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